

子供と大人のプログラミングは全然違います。
教育のためにも「子供が習うプログラミング」の内容をしっかりと理解しておきましょう。
現役プログラミング講師の私がわかりやすく解説していきます。
目次
大人のプログラミングって何をするの?

大人のプログラミングとは、コンピューターの指示を作ることです。
コンピューターは指示がないと動きません。この指示を作ることがプログラミングです。
スマホのアプリやWEBサービス、最近流行りのAIの作成など様々なことが出来ます。
- この記事を見れていること
- スマホでゲームする
- 電話をかける
といったように私たちの周りにはプログラミングが多くあります。

僕が仕事で使ったエクセルのマクロもプログラミングだね。

そんな難しそうなことうちの子ができるのかしら…。

まくろ?そんなことやってないよ!
子供プログラミングって何?
子供のプログラミングについては間違った認識をしている人が多くいます。
大人のように難しいコンピューターへの指示はしません。

子供プログラミングは論理的思考をすることです。
例えば身近なプログラミングのひとつ、自動販売機。
- お金を入れる。
- ボタンを押す。
- 飲み物が出てくる。
といった使い方ですよね。
お金を入れたらボタンが光るようにするとか、ボタンが押されると対応した飲み物が出てくるといった仕組みを考えることが子供のプログラミングです。
子供目線で自動販売機を考えると、
- ボタンをもっと低い位置にする。
- コインの投入口をもっと広くする。
- ボタンを押すと色々な音が出るようにする。
などの工夫が出てきそうですよね。
論理的に考えるチカラを養うのが子供のプログラミングなのです。
プログラミング教育ってどんなことをするの?
2020年から必修化されたプログラミング教育
プログラミング教育とは、プログラミング的思考を育てる教育のことです。

前述した論理的思考ですね。
なので大人の言うコーディングをするようなプログラミングを学ぶわけではありません。
既存の教科+論理的思考=プログラミング教育 となります。
新しくプログラミングという教科があるわけでもなく、必ずしもパソコンを使うわけでもないのです。
例えば算数の授業。
ただ内角は60°で辺の長さはすべて等しいと教えるのではなく、
正三角形を描くためにはどのくらいの角度で、どのくらいの長さの線を使えばいいのかと考えるのがプログラミング教育です。
ねらいは?
プログラミング教育の目的は、
- 論理的思考を身に着ける
- 問題解決する力を身に着ける
- 想いを実現する力を身に着ける
などといったことが挙げられると思います。
身の回りにあふれたIT技術の素晴らしさを知ってもらうのももちろんですが、
物事の仕組みを知り、問題解決し発展させることができるといった人材の育成を目指しているのでしょう。
プログラミング教室ってなに?

プログラミング教室に通ってみたい!

プログラミング教室ってどんなことするのかな?

ざっくり3種類あるらしいよ!
プログラミング教室で学ぶ内容は大きく分けて3つ。
- タブレット
- パソコン
- ロボット
コースの選択ができる教室やひとつに特化した教室があります。
タブレットコース
パソコンがまだ難しい子や低学年の子用のコース。
アプリで学習します。
タッチ操作で命令のブロックを繋げてプログラムを組みます。
操作は簡単なので、楽しくプログラミングを学べそうです。
パソコンコース
アプリやWEBサービスを使って学習。
タブレット同様、ブロックを繋げてプログラムを組みます。
ゲーム作成を目標とする教室が多いです。
子供はゲーム大好きですからね。興味を持つ子がたくさんいます。
またプログラミング言語を用いた本格的なプログラミングを学べる教室もあります。
将来に活かせるような実践的な内容を学びたい場合はこちらがおすすめです。
ロボットコース
ロボットを組んで動かします。
思った通りに動かすために、やはりプログラムを組みます。
これもブロックを繋げて指示を与える直感的で難易度の低いプログラミングです。
ゲームよりロボット!という子におすすめです。
子供たちの将来に必要なスキル
プログラミングは今後生き抜くために必須のスキルとなります。
近い未来には人間に代わってAIやロボットが仕事をすることも多くなるでしょう。
そんな時代には論理的思考や問題解決する力、想像力で対抗していくことになります。
プログラミングとは何なのか理解し、未来を支える子供をサポートしていきましょう。