- 速く読めるようになりたい
- たくさんのことを覚えられない
- 本を読むのが苦手…
こんな悩みを持っている方、
『1冊3分で読めるコツがゼロから身につく! 瞬読見るだけノート』がおすすめです!
読むスピードが遅い読書恐怖症の私ですが、1冊3分!?ということで手に取りました。
めちゃくちゃ読みやすかったので、本が苦手な方には特にオススメ。
読むことに無駄な時間をかけてしまう方や、効率よく知識を手に入れたい方はぜひ参考にしてください。
要約
『見るだけノート』ということで、多くのイラストや図でわかりやすく書かれています。
短時間で簡単にインプットできるシリーズです。
ビジネスでの活用法やトレーニング用のドリルも収録されています。
瞬読と従来の速読との違い
瞬読を身に付けると、
- 1冊3分で読める
- 内容を30分で書き出せる
といったことができるようになります。
読書スピードが上がるだけでなく、記憶がしっかり定着。
一般的な「速読」は眼筋を使った読み方です。
目を上手に使って速く読むということ。
しかし、『瞬読』は眼筋を使うものではありません。
にもかかわらず速読の何十倍ものスピードが身に着きます。
それは右脳を使った読み方だからです。
左脳は文字、右脳はイメージを処理します。
また右脳は大容量の記憶が可能です。
文字からイメージし、多くを記憶する
というのが瞬読です。
瞬読マスター講座
瞬読は誰でもできるようになるがトレーニングは必要。
トレーニング法として紹介されているのが下記の2つです。
- バラバラ文字から言葉をつくる
- 単語からイメージ
「ョチトーレコ」から「チョコレート」を組み立てるように、文字から言葉をつくれるようにする。
文字をざっと見るだけで、どんな言葉が書かれているかわかるようになっていきます。
さらに、いくつかのキーワードからイメージの練習をする。
「イルカ」「ショー」「観客」
といった単語で「イルカのショーに観客が集まっている」というシーンを思い浮かべます。
これもできるようになると右脳で、文字を見て内容を理解し、記憶しておくことができるのです。
他のチャプターでは
- 瞬読式勉強法
- 瞬読式ノート術
- 瞬読ドリル
について書かれています。
瞬読を活用した、知識を定着させる勉強法や記憶に残るノート術、瞬読トレーニング用のドリルです。
レビュー
めちゃくちゃ読みやすいです。
イラストや図が多く、「見る」の効果を実感。
読書が苦手な私でもスラスラ読み進めることができました。
現在、文章はスマホやパソコンで見ることが多いですよね。
自分の文章も「見せる」を意識しなくてはと感じます。
肝心の『瞬読』については胡散臭さが残る。
とあるアメリカの研究では~といったようなエビデンスに欠けた記述が気になりました。
『1冊3分で読める』を疑ってかからない人はいないんじゃないかと思います。
もっと科学的根拠を示す必要があるように私は感じました。
とはいえ読むのが速くなりそうではあります。
様々なビジネスシーンで使う情報処理能力を高めることができそうな内容でした。
また瞬読での記憶や活用について、
メンタリストDaigoさんの『知識を自在に操る 超読書術』でも同じようなことが書かれています。
イメージにより知識を定着・引き出すということは、読書を最大限に活かすため重要なのでしょう。
1冊3分で読むことはなかなか難しそうですが、読むスピードや記憶の量はトレーニングで良くなりそうです。
練習用にはドリルがついているのと、これをQRで読み込むとスマホでどこでもできる点もよかったです。
著者「山中恵美子」さん
全国で30校以上の学習塾を経営。
株式会社ワイイーエス代表取締役社長。
これまでに3万人以上に瞬読を教えている。
- 『1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読』
- 『見るだけで脳がよくなる 1分間瞬読ドリル』
などの著書があり、「瞬読」シリーズは累計で23万部を突破している。
まとめ
こんなことが書いてある
- 瞬読とは
- 瞬読のやり方
- 読書以外での活用法
右脳を使い速読より速く、記憶に残る読み方が書いてあります。
イラストや図でわかりやすくスラスラ読める本です。
得られること
読む時間が短くなれば、自由な時間ができます。
勉強や仕事、ネット記事など、普段文字をたくさん読むほど時間が増えるでしょう。
空いた時間で趣味のことをしたり、ゴロゴロしたり、フリータイム欲しいですよね。
また多くの記憶ができることは、知識を勉強や仕事以外の生活でも役立ちます。
人の名前や趣味を覚えておくことが何かのきっかけになったり、あれなんだっけと物事を忘れることも減ったり様々なシーンで活きてくるでしょう。
脳トレなんかにも良いかもしれません。
こんな人におすすめ
- 速く読めるようになりたい人
- たくさん記憶できるようになりたい人
- 本を読むのが苦手な人
情報処理能力が高まるので、特に仕事のスピードに悩んでいる社会人にオススメです。
『見るだけノート』という名の通り、読書が苦手という方にも読みやすい1冊になっています。