プログラミングが話題になっている現在。
子供におすすめのプログラミング言語であるScratchが気になる大人も多いと思います。
今回はプログラミングを学びたいけど他の言語は難しそう、大人がScratchで学習するのってどうなの?という疑問にお答えしていきます。
Scratchで学べること
はじめにプログラムの作成手順は次の通り。
- プログラムの仕様を決める
- プログラムの設計をする
- コーディングする
- デバックする
- 完成
ビジュアルプログラミングであるScratchと記述式プログラミングの違いは手順3のコーディングの部分です。
つまりプログラミングの流れは同じなんですよね。
なのでScratchでも大人がプログラミングを学ぶことは可能。
特に大切である仕様決定や設計、エラーの修正などは十分学習できます。
コーディングについては二の次でOKです。
論理的思考で全体の組み立てをすることがプログラミングの肝。
コードを書くのはプログラムを実現するための手段でしかありません。
そのため他の言語と同様にScratchでプログラミングを学べます。
Scratchでの学習のメリットとデメリット
Scratchで学ぶ人がいたりいなかったりするのは当然長所と短所があるからです。
どんな人がScratchで学ぶべきなのか、やめておいた方が良い人はどんな人なのかを紹介していきます。
メリット
Scratchは視覚的にわかりやすく簡単で、子供からも人気なのです。
なぜ簡単だと人気なのでしょうか?
理由としては、わかりやすいと取っ掛かりやすいんですよね。
プログラミングって難しそうじゃないですか。
大人も子供もその考えは同じです。
それでも自分にもできそうなわかりやすさがあれば、プログラミングに取り組んでいくことができるのです。
逆に想像通り難しければ、プログラミングに触れることなく過ごしてしまうでしょう。
大人も子供もプログラムの作成手順は同じで、レベルは違っても仕様の決定から完成までのプログラミング学習ができます。
そのため、プログラミングやコードの記述に抵抗のある方にはScratchでの学習がおすすめです。
コーディングが難しく学習の妨げになるということもないというのがメリットになります。
デメリット
やはり記述式のプログラミングへの切り替えが難しい。
通常のプログラミング学習であれば、記述式→記述式と入りやすいですが
視覚的→記述となると困難になるでしょう。
とはいえ最初に学ぶハードルとしてはScratchのようなビジュアルプログラミングの方が圧倒的に低いです。
どのみち初めて記述式を学ぶときは難しいと感じます。
視覚的なコーディングをする時間がもったいないと感じるのであればデメリットになりますね。
そうでなければコーディング以外では大きく学習内容に違いはないので短所には感じないと思います。
また記述式の方が作業しやすい場面ももちろんあります。
ビジュアルプログラミングはわかりやすいですが、人によっては記述式で良いと思う人もいるかもしれません。
まとめ
Scratchでも他の言語でもプログラミング学習ができます。
特に肝心の仕様決定や設計はいずれも同じ。
コーディングの内容は当然異なります。
そのため大人でもScratchでプログラミングについて学ぶことは十分可能です。
特にプログラミングに抵抗がある方にはハードルの低いビジュアルプログラミングがおすすめ。
難しいコードの記述が学習の妨げになるということもないでしょう。
しかし特に抵抗がなく、視覚的なプログラミングを学んでいる時間がもったいないという人は、通常のプログラミングから学習した方が良いでしょう。
Scratchは決して子供用というわけではなく、大人でもうまく利用することでプログラミングの学習をしていくことができます。