退職届や退職願の郵送マナーは?そもそも郵送しても良いの?
初めての退職でわからないことばかりで困っている人は多くいます。
辞め方次第で未来が変わり、間違った退職の手順を踏むと自分が損をするでしょう。
優秀な方は正しい退職の手順により上手に辞めます。
辞め方が人間関係や精神面へ影響することをよく理解しているからです。
今回は退職届・退職願の郵送方法について紹介します。
後悔しないためにぜひ参考にしてください。
目次
退職届・退職願を郵送してもいいの?
会社から郵送の指示・許可がでた場合は郵送しても問題ありません。
基本的には病気やケガなどにより持参することが困難な場合に限ります。
「直接渡すのは気まずい」「会社に行きたくない」といった理由だけで郵送をするのは非常識となるので控えましょう。
ただしすでに無断欠勤を続けていて、どうしても出社したくないという場合は退職届を郵送でも良いので提出しましょう。
無断欠勤を続けていると「懲戒解雇」になる可能性があるためです。
Point
懲戒解雇については『会社バックレは大惨事を招く!?その後の影響と対処法』をご参照ください。
準備するもの
退職届・退職願
まだ作成していない方は『写すだけ!退職届・退職願の書き方 用紙や封筒の選び方も』を参考に作成しましょう。
退職届・退職願の封筒サイズによって、郵送用の封筒サイズも変わります。
ネットでの購入が手間も省けておすすめです。
Point
封筒のサイズだけでも決めておくと準備がラクです。
郵送用の封筒
以下の形式のものを選びます。
- 無地の白いもの
- 郵便番号枠のあるもの
サイズは退職届・退職願より一回り大きいサイズを選びましょう。
- 退職届・退職願の封筒が長形3号の場合・・・角形5号(190mm×240mm)定型外
- 退職届・退職願の封筒が長形4号の場合・・・長形3号(120mm×235mm)
添え状の用紙
- A4かB5の白紙
添え状は礼儀として大切な書類です。忘れずに同封するようにしましょう。
送付状の内容は改まったものでなくても構いません。
Point
添え状の書き方とテンプレは『こちら』をご参照ください。
筆記用具
- 黒と赤のボールペンまたは万年筆
郵送用の封筒に”赤字”を使うため赤ペンも用意しましょう。
鉛筆やシャーペンは他人が修正できてしまうため使ってはいけません。
消えるボールペンも同様の理由でNGです。
筆ペンやサインペンは字が潰れてしまう可能性があるので避けましょう。
Point
ボールペンや万年筆が一般的でスマートになります。
【重要】郵送時のマナー
添え状の書き方
作成は手書き・パソコンどちらでも大丈夫です。
送付状は誠意が伝わる内容であれば改まったものでなくても構いません。
なかなか思い浮かばないという方は下記の文書を参考にしてください。
「郵送での提出になってしまって申し訳ない」「欠勤してしまい申し訳ない」
といった旨を伝える内容が書けるとさらに良いでしょう。
郵送用の封筒の書き方
チェックポイントを確認しながら、図のように作成すれば問題ありません。
Check
1.表面に宛名を書く
2.宛名の左下に赤ペンで「親展」と書く ※「親展」は「宛名本人以外は開けるな」という意味
3.裏面左下1/4ほどのスペースに自分の住所と名前を書く
4.中身を入れた後、最後に封をして、「〆」と書く ※入れ方にもマナー有り
封筒への入れ方
まずは添え状を三つ折りにします。
冒頭部分が最初に目に入るようにするため、下記のように折りましょう。
- 添え状の下3分の1を折り返します。
- 上3分の1を折り返します。
次に郵送用の封筒に「添え状」と「退職届・退職願の封筒」を入れます。
図を参考に正しく入れましょう。
Check
添え状が手前に来るように入れます。「退職願」「退職届」の文字が透けないようにする効果もあります。
送り方
面倒ですが郵便局の窓口で郵送をお願いしましょう。
自分で切手を貼ると料金不足といった事態になり、手間が増えてしまう可能性があるためです。
郵送方法は「普通郵便」か「内容証明郵便」から選びましょう。
Point
1.会社があなたの退職を認めている場合・・・普通郵便
2.会社があなたの退職を認めていない場合・・・内容証明郵便
会社から郵送の許可や指示が出ている場合は「普通郵便」で送りましょう。
「内容証明郵便」で送るのは会社が退職を認めている場合に限ります。
内容証明郵便で送ると、会社が受け取った受け取っていないといった議論を防ぐことができます。
円満に退職の手続きが進んでいる場合、内容証明郵便で送ると悪い印象を与える可能性があるので控えましょう。
まとめ
あなたの行動は転職先や今後関わる人に伝わる可能性があります。
非常識な行動はせっかく築いた人脈を失うだけでなく、転職先での評価にも影響します。
退職を上手く今後に繋げるのが賢いやり方ですね。
マナーを守って正しく辞めることで退職後の人生を円満に歩みましょう。
最後までありがとうございました。