多数の業界で求められるプログラミングスキルや子供のプログラミング教育。
現在はたくさんの場面でプログラミングという言葉が見受けられます。
しかし色んな意味で使われていて困惑している方も多いと思います。
結局プログラミングとは何なのでしょうか?
そんな疑問に現役プログラミング講師の私がお答えします。
一般的なプログラミング
一般的なプログラミングとは、プログラムを作ることを指します。
プログラムというのはコンピューターへの命令のこと。
身近な例でいうと、
- スマホの音量ボタンを押したら音量を変えてね
- キーボードで入力したら文字を表示させてね
- マウスを動かしたらカーソルも動かしてね
といった命令です。
人への命令は言葉やジェスチャーでも伝わります。
ですがコンピューターはそうもいかないのです。
やってほしいことをプログラムとして伝えないといけません。
命令を作ることがプログラミングです。
またプログラミングをする人のことはプログラマーと呼ばれています。
プログラミング言語とは
コンピューターへの指示であるプログラムは何語で作ればよいのでしょうか。
日本語?英語?中国語?
答えはコンピューター語です。
コンピューター用の言葉を使わないと伝わりません。
そしてコンピューター語は正しい呼び方ではないです。
正しくはプログラミング言語といいます。
パソコンの画面にびっしりと英字や記号が書かれたものを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
それがプログラミング言語です。
人が他の国の言葉を勉強しないと言語を理解できないのと同様に、プログラミング言語もわからない人にはさっぱり意味不明なものになっています。
また人の言語にも多くの種類があるのと同じように、プログラミング言語も複数の種類があります。
今後新しく生まれるプログラミング言語もあるでしょう。
大人のプログラミングとは
大人のプログラミングは記述式プログラミングを指します。
- JavaScript
- Python
- PHP
- Java
- C++
- C#
- Ruby
- HTML
- CSS
といったようなプログラミング言語を使ってのプログラムを作ることです。
プログラミングスキルやプログラミングスクールといえば、上記の言語ついてのスキルや教室をいっています。
一方子供のプログラミングは大人のプログラミングと大きく違ったものになっています。
子供のプログラミングとは
子供のプログラミングは下記の2つを指します。
- ビジュアルプログラミング
- 論理的に考えること
ビジュアルプログラミング
記述式のプログラミング言語は英字や記号が羅列していてわかりずらいです。
一方見た目がわかりやすいプログラミング言語としてビジュアルプログラミングがあります。
ブロックを繋げて指示をするといったように子供でも視覚的に理解しやすいです。
本格的なゲームの作成もできるため、子供に人気があります。
現在では子供のプログラミング教室といったら、ビジュアルプログラミングを学ぶ教室を指すのが一般的でしょう。
代表的なビジュアルプログラミングにはScratchというものがあり、学校やプログラミングスクールで使用されることも多いです。
論理的に考えること
プログラミング教育は、論理的思考のことをいっています。
例えばパソコンの描写ツールできれいな三角形(正三角形)を描きましょうという問題。
1本の線からどのくらいの角度でどのくらいの長さの線を引けば良いか考えますよね。
これが論理的思考。
さらに例を挙げると、教室の電気のスイッチを押したら電気のオンオフが切り替わるという事象。
スイッチをオンにすると電気が蛍光灯まで流れ発光するという「仕組み」をプログラミングと呼んでいます。
このように子供のプログラミングといってもプログラムを作ることを指していないこともあるのです。