Lenovo Yoga Tab Plusを徹底レビュー！実際に使ってわかったメリット・デメリット

世界シェア1位のパソコンメーカー「Lenovo」。

ノートPCで有名な「ThinkPad」から「Yoga Tab」や「Idea Tab」といったタブレットも取り揃えています。

この記事では、お借りした「Lenovo Yoga Tab Plus」の性能や評価について紹介していきます。

ぜひ参考にして、快適なタブレットライフを満喫してください。

Lenovo Yoga Tab Plusとは？特徴まとめ

Lenovo Yoga Tab Plusは、LenovoのAI搭載プレミアムAndroidタブレットです。

主な特徴は、以下のようになっています。

エンタメからビジネス、クリエイティブといった幅広い用途で満足できるタブレットです。

Lenovo Yoga Tab Plusのスペック解説

製品名	Lenovo Yoga Tab Plus
OS	Android 14
プロセッサー	Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
グラフィックス	Adreno 750
メモリ	16GB (LPDDR5X)
ストレージ	256GB
液晶パネル	12.7型/2944×1840 (3K解像度)/ 反射防止処理/DCI-P3 100％/144Hz
サイズ	291×188.3×6.7mm
重さ	約640g
無線	Wi-Fi 7 + Bluetooth 5.4
保証	1年間
発売日	2025年1月
価格	89,980円(税込)～

デザイン性と高いパフォーマンスを兼ね備えた、Lenovo Yogaシリーズのタブレットです。

構成はハイエンドクラスのモデルになっています。

2-in-1キーボードやイヤホンが同梱された、お得なセットモデルは99,800円～。

液晶ディスプレイ

• 液晶パネル：12.7型/反射防止処理/DCI-P3 100％
• 解像度：2944×1840 (3K解像度)
• リフレッシュレート：144Hz

Lenovo Yoga Tab Plusは、12.7型の高性能な大型ディスプレイを搭載。

やや持ち運びづらさもありますが、非常に作業がしやすいです。

3K解像度の対応やDCI-P3規格の色域を100%カバーしているため、細部まで鮮やか。

映像視聴やビジネス、クリエイティブ用途に適しています。

また144Hzの高リフレッシュレートにより、滑らかな映像でゲームも快適です。

サイズ

Lenovo Yoga Tab Plus	291×188.3×厚さ6.7mm
Lenovo ideapad 330S	358×244.1×厚さ19.4mm
A4サイズ	297×210mm

Lenovo Yoga Tab Plusは、12.7型ということでタブレットとしては大きめ。

とはいえノートPC「ideapad 330S」と比べると、さすがに小さいです。

A4サイズと比べると、やや小さいくらい。

ノートが入る程度のバッグやリュックで持ち運ぶことができます。

厚さはわずか6.7mmと薄く、荷物からも取り出しやすいです。

重さ

Lenovo Yoga Tab Plusの重さは、約640g。

12.7型タブレットとしては標準的です。

片手で持つには少し重く感じるため、スタンド使用がおすすめ。

比較的軽量で、持ち運びはしやすいです。

キーボード

Lenovo Yoga Tab Plusの専用キーボードは、背面カバー付きの2-in-1キーボードです。

キーボードは液晶の保護カバー、背面カバーはキックスタンドの機能があり、本体とは別売りとなっています。

キーボードにはテンキーがなく、スリムなボタンもあります。

その分、キーピッチは一般的にタイピングしやすい19mmを確保。

キーストロークは、やや浅めの1.5mmで素早い入力がしやすいです。

広めのタッチパッドで、タブレット用のキーボードとしては操作性が高くなっています。

カバーやスタンドとしての機能があるのもポイントです。

スタイラスペン

Lenovo Yoga Tab Plusは、スタイラスペン「Lenovo Tab Pen Pro」が標準で付属。

4096段階の筆圧感知に対応しており、繊細な線から力強い線まで思い通りに書くことができます。

資料への書き込みはもちろん、イラストアプリ「CLIP STUDIO PAINT」で本格的なデジタルイラストを描くのも快適です。

ショートカットボタンも搭載されており、プロフェッショナルな用途にも向いています。

自然な書き心地で、ビジネスからクリエイティブ作業において高いパフォーマンスを発揮するスタイラスペンです。

オーディオ性能

Lenovo Yoga Tab Plusには、Harman Kardonのチューニングが施された6つのスピーカーが搭載されています。

多くのタブレットではスピーカーの数は2～4つです。

音の広がりや迫力が段違いで、圧倒的な臨場感のサウンドを楽しめます。

ワンランク上の音楽や映画、ゲーム体験を満喫できるモデルです。

バッテリー駆動時間

Lenovo Yoga Tab Plusのバッテリー駆動時間の公称値は約12時間です。

10200mAhの大容量バッテリーとなっており、バッテリー駆動時間は長めとなっています。

45Wの急速充電に対応しているため、充電時間の公称値は1.5時間と速いです。

忙しい時間でも30分も充電すれば、数時間は使用可能。

「充電切れで使えない」という心配も少ないタブレットといえるでしょう。

プロセッサー性能

Lenovo Yoga Tab Plusに搭載されているのは、「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサー」です。

フラッグシップスマートフォンにも搭載される高性能プロセッサーにより、タブレットとは思えないほどの圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

マルチタスクやAI処理、ゲームプレイまでスムーズにこなせる性能です。

エンタメだけでなく、ビジネスやクリエイティブ用途にも向いています。

グラフィックス性能

Lenovo Yoga Tab PlusのGPUは、「Adreno 750」。

「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3プロセッサー」に内蔵されたグラフィックスです。

モバイルGPUの中でも非常に高い性能で、動画編集や最新の3Dゲームなどの重い処理も快適にできます。

高いグラフィック性能を求められる作業にも安心なGPUです。

メモリ

Lenovo Yoga Tab Plusのメモリは、16GBとなっています。

最新規格のLPDDR5Xで省電力性が高く、処理も高速です。

複数アプリの使用や動画編集なども快適に行えます。

ストレージ

Lenovo Yoga Tab Plusは、256GBのストレージを搭載。

最新規格のUFS 4.0でデータの読み書きも高速です。

高画質の画像や動画へのアクセスや、ゲームのロードも快適です。

AI機能

Lenovo Yoga Tab Plusには、「Lenovo AI Now」が搭載されています。

Lenovo独自のAIアシスタント機能で、オフラインでも「Chat GPT」のようなローカルチャットやナレッジアシスタント（検索、要約、生成など）が無料で利用可能。

現時点では英語のみサポートされていますが、将来アップデートで日本語にも対応予定です。

自分専用の秘書がいるかのように、様々な作業を効率的かつスマートにこなせます。

Lenovo Yoga Tab Plusの性能ベンチマーク

Lenovo Yoga Tab Plusの性能を、以下のベンチマークソフトで検証しました。

• GeekBench 6：プロセッサー（CPU）の性能
• 3D Steel Nomad：ゲーム（グラフィックス）性能

CPU性能

Lenovo Yoga Tab PlusのCPU性能を、GeekBench 6にて計測しました。

ベンチマーク結果は以下の通りです。

最新のフラッグシップスマートフォンと同等の性能となっています。

高性能CPUにより、タブレット向けの基本的なアプリケーションは非常に快適です。

ゲーム性能

Lenovo Yoga Tab PlusのCPU性能を、3D Mark Steel Nomad Lightにて計測しました。

ベンチマーク結果は以下の通りです。

3D Mark Steel Nomad Lightは、重量級ゲームと同様に非常に高いグラフィック負荷がかかります。

超高負荷のゲームや3Dアプリケーションを快適に動かすには厳しい結果となりました。

タブレット向けの重いゲームや3Dアプリケーションであれば快適に動作します。

https://benchmarks.ul.comでのスコアを、他のタブレットと比較すると以下のようになります。

また、Steel Nomad Light Stress Testにより動作の安定性を確認しました。

ベンチマーク結果は以下の通りです。

長時間のゲームプレイでは、発熱によりパフォーマンスが低下。

タブレットはPCのような冷却性能はないため、高負荷ゲームでは発熱により安定性に欠けます。

Lenovo Yoga Tab Plusは、タブレット向けの重いゲームは快適にプレイ可能。

ゲームや使用状況によっては、長時間プレイすると発熱により安定性が低下する可能性があります。

Lenovo Yoga Tab Plusを実際に使ってみたレビュー

様々なシーンでLenovo Yoga Tab Plusを使用してみました。

実際に使ってみて、良かった点や悪かった点を紹介していきます。

写真撮影：背面カメラ

Lenovo Yoga Tab Plusの内蔵カメラは以下の画素数です。

インカメラ	アウトカメラ
1300万画素	1300万画素+200万画素（マクロ）

最新のスマートフォンやタブレットと比較すると、カメラ性能は標準的です。

本体が大きく重量もあるため、長時間の撮影には向かないでしょう。

Lenovo Yoga Tab Plusは、カメラに特化しているわけではありませんが、一般的な使用やビデオ通話などには十分な性能です。

動画視聴：映画、音楽

Lenovo Yoga Tab Plusでは、映画鑑賞や音楽鑑賞を満喫できました。

12.7型の大画面と高解像度の映像、6つのスピーカーによるサウンドも臨場感があり、タブレットとは思えないほどでした。

エンタメを楽しみたいという方は、大変満足できる体験ができるでしょう。

さすがプレミアムタブレットといったところです。

スタイラスペン：Lenovo Tab Pen Pro

Lenovo Yoga Tab Plus付属のスタイラスペン「Lenovo Tab Pen Pro」の書き心地は、非常によかったです。

えんぴつの黒鉛が削れるような感覚や、マーカーと紙がこすれる音などはかなりリアル。

手書きの振動がもっと欲しい方は、設定で強めにしておくと良いでしょう。

ペン機能を使うボタン「スタイラスツールボックス」も、邪魔にならないところに常時おいておけるので、瞬時にペンを活用できます。

ペンに備わったショートカットボタンも便利でした。

スタイラスペンをたくさん使いたい方にはおすすめです。

ゲーム：原神

 

Lenovo Yoga Tab Plusで「原神」は最高設定でプレイできました。

本体が熱を持ってしまうので、中～高設定がおすすめです。

ヘッドセットを使わなくても、迫力のあるサウンドで楽しめます。

大画面で没入感のあるゲームプレイができました。

また、PCモードで「原神」「放置少女」の同時プレイをしてみたところ、こちらも快適。

画面サイズも調整できるので、メインのゲームをプレイしつつ、別のゲームをオート周回といった使い方もできそうです。

YouTubeを見ながらのゲームプレイも問題なくできました。

1つのゲームに没頭もできるし、マルチに使うこともできるのが魅力的です。

AI機能：Lenovo AI Now

Lenovo独自のAIアシスタント機能である「Lenovo AI Now」を使ってみました。

今回は、Googleドキュメントのファイル「Lenovo AI Nowについての資料」を読み込ませます。

特に指示をせずにファイルをアップすると、「要約」・「質問する」と出たので質問を選択。

現在は日本語に対応していなかったので、英語で質問します。

英語力はないので、「what is this」とだけ送信。

回答がすぐに英語で返ってきました。

翻訳サイトを使って翻訳し、回答が合っているか確認します。

内容はバッチリと要点をまとめてくれていました。

とはいえ、現状は日本語に対応していないため、快適とまでは感じませんでした。

Lenovo Yoga Tab Plusは、PCモードや画面分割ができるので、Lenovo AI Nowと翻訳サイトを同時に使うことが可能。

今回は回答をコピペするだけでしたが、「Chat GPT」や「Gemini」といったLLMと比べると、翻訳のひと手間が必要なのは気になります。

今後のアップデートによる日本語対応やパワーアップに期待。

• オフライン使用が可能で安全
• 無料・回数制限なし
• 要約も得意

といった点から、ビジネスシーンでは活躍するポテンシャルを感じます。

現状は、英語が得意な方には魅力的な機能です。

Lenovo Yoga Tab Plusのメリット・デメリット

Lenovo Yoga Tab Plusの良かった点をまとめると、以下のようになります。

特に感じたのは、12.7型の大画面により、表示される情報が多く作業が快適だったこと。

画面分割で効率良く作業ができる、ノートPCのような使い心地でした。

高画質＆臨場感のあるサウンドで、映像視聴には迫力がありエンタメにピッタリです。

付属のスタイラスペン「Lenovo Tab Pen Pro」の書き心地も、大満足。

また、Lenovo Yoga Tab Plusの悪かった点をまとめると、以下のようになります。

本体は大きく重量もあり、手で持ちながらの操作は疲れるため、デスクや膝の上に置いて使いました。

長時間の作業をするには、スタンドでの使用がおすすめです。

また、AI機能である「Lenovo AI Now」は現在日本語に対応していないのが、非常にもったいなく感じました。

翻訳すれば活用できるものの、快適とまではいきません。

今後予定されている日本語対応のアップデートで使用感は大きく変わるでしょう。

Lenovo Yoga Tab Plusと他タブレットの比較

製品名	Lenovo Yoga Tab Plus	OnePlus Pad 2	Xiaomi Pad 6S Pro 12.4
イメージ
メーカー	Lenovo	OnePlus	Xiaomi
CPU	Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3	Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3	Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2
GPU	Adreno 750	Adreno 750	Adreno 740
メモリ	16GB	8GB	8GB
ストレージ	256GB	256GB	256GB
ディスプレイ	12.7型	12.1型	12.4型
参考価格	89,980円（税込）	68,070円（税込）	69,800円（税込）
詳細	≫製品情報	≫製品情報	≫製品情報

他社モデルと比較した、Lenovo Yoga Tab Plusの主な特徴は、以下の通りです。

• 価格はやや高め
• 圧倒的な没入感とパフォーマンス
• Lenovo Tab Pen Proが付属

12.7型のディスプレイは、3Kの高解像度で144Hzのリフレッシュレートを誇り、作業効率が高く幅広い用途が快適。

Harman Kardonがチューニングを手がけた6つのパワフルなスピーカーにより臨場感のあるサウンドも楽しめます。

また大容量メモリで複数アプリやゲーム、クリエイティブ用途もスムーズに動作します。

AI機能やLenovo Tab Pen Proによって生産性の向上がサポートされるのもポイントです。

Lenovo Yoga Tab Plusはこんな人におすすめ！

Lenovo Yoga Tab Plusは、次のような人に向いています。

• 高品質なエンターテイメント体験をしたい
• クリエイティブな作業を快適にしたい
• 高性能なタブレットが欲しい

趣味やビジネス、クリエイティブ用途で満足できる、LenovoのAI搭載プレミアムAndroidタブレットです。

マルチに使える、高性能なモデルが欲しい方におすすめ。

Lenovo Yoga Tab Plusのよくある質問

Q.カラーは何色がありますか？

現在は、「タイダルティール」の1色のみです。

Lenovo Yogaシリーズの特徴であるタイダルティールは、深みのある青緑色で落ち着きがあり、神秘的で高級感のあるカラーとなっています。

Q.ケースは付属しますか？

本体にケースは付属しません。別途購入が必要です。

Q.キーボードはありますか？

通常は、キーボードは付属しません。

別売りの純正アクセサリーとして、「Lenovo 2-in-1 Keyboard Pack for Lenovo Yoga Tab Plus」があります。

また本体に加えて、キーボードとイヤホンがセットになったモデルもあります。

Q.サイズはどのくらいですか？

約 291×188.3×6.7mm です。

A4サイズと比べると、やや小さいくらいのサイズとなっています。

Q.重さはどのくらいですか？

約 640g です。

内容量500mlのペットボトルより少し重いくらいとなっています。

Q.SDカードは使用できますか？

SDカードスロットはありません。

Q.イラスト制作にも使えますか？

Lenovo Yoga Tab Plusは、Lenovo Tab Pen Proに対応しており、ペン入力が可能です。

ディスプレイも高解像度（2944×1840）なので、CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）といったアプリを使用した、本格的なデジタルイラスト制作でも活躍できます。

Lenovo Yoga Tab Plusのレビューまとめ

Lenovo Yoga Tab Plusは、LenovoのAI搭載プレミアムAndroidタブレットです。

主な特徴は、以下のようになっています。

エンタメからビジネス、クリエイティブといった幅広い用途で満足できるタブレットです。

マルチに使える、高性能なモデルが欲しい方におすすめ。

ぜひ参考にして、快適なタブレットライフを満喫してください。

以上最後までありがとうございました。