この記事では、パソコンに関連する用語をわかりやすく解説しています。
PCに関する単語って見るだけでも疲れるし、調べるのもめんどくさいんですよね。
なのでかんたんな言葉で、必要な基礎知識だけを選びました。
- 初めてのPC購入で何もわからない。
- ゲーミングPCで快適にゲームをしてみたい。
- PC用語がカタカナや専門用語ばかりで難しい。
といった方はぜひ参考にして、充実したPCライフを送ってください!
この記事を書いている私は…
・PC、プログラミング講師を5年以上
・ゲームの年間プレイ時間が多い時は2000時間
パソコンの種類
デスクトップパソコン
デスクの上に置いて使うパソコン。
箱型の本体と、キーボード、モニター、マウスなどの周辺機器で構成されています。
基本的にはセットで使いますが、パソコン本体はボックス型のものだけです。
ケースの中身は多くのパーツが搭載されています。
大型であるため、スペースが必要で移動がむずかしい。
高性能でカスタマイズしやすい特徴があります。
ゲームをする環境で例えると、
ゲーム機本体があってコントローラーやテレビがあるような感じ。
ノートパソコン
携帯ゲーム機のように、液晶ディスプレイやキーボードなどが一体化したパソコン。
コンパクトで持ち運びしやすく、バッテリー駆動でどこでも使用可能です。
小型ですが高性能のパーツを詰め込んであります。
そのため部品交換や修理が難しく、価格も高めです。
ゲーミングPC
主にゲームをプレイすることに特化したパソコンです。
CPUやグラフィックボードという優れたパーツが搭載されています。
高性能なPCであるため、最新のゲームや高負荷のグラフィック処理がスムーズがです。
- ゲームの快適なプレイ
- 高画質の配信や動画編集
- インターネットやメール、文書作成などの一般作業
といったように普通のPCと比べて、価格は高いですが幅広く活用できます。
日本ではマウスコンピューターの「G-Tune」、ドスパラの「Galleria」などが有名です。
高い処理能力とグラフィック性能がある。
ゲームが好きな人やデザイン、動画編集などをするユーザー向け。
普通のPCは、一般的なセダンや軽自動車
オフィス作業やネット、メールなどの軽作業ができる。
基本的な処理能力があるため、需要が幅広い。
メーカー製パソコン
NECやSONY、富士通などのメーカー製品。
あらかじめ決まったパーツで構成されたPCです。
初心者向けで、メーカー保証やサポートがしっかりしています。
しかし性能に対して価格は高く、カスタマイズがほとんどできません。
メーカー製はラーメン屋の定番ラーメン。
チャーシュー2枚とのり1枚、煮卵とネギの醤油味。
といったように決まったスペックや機能の製品です。
BTOパソコン
メニューから自分でパーツを選び、組み立ててもらいます。
保証はショップがしてくれて、自由度も高いです。
初心者から上級者までに人気の購入方法となっています。
細麺や太麺、やさいの量、トッピングなどをメニューから選んで注文。
BTOもショップのメニューから自分で選んで作ってもらいます。
自作PC
パーツを自分で選んで調達、組み立てをします。
手間がかかる分、とことんこだわることができて安いです。
トラブル時は自己責任になります。上級者向け。
麺や味の種類、トッピングなど好みで選んで材料から作ります。
自作PCも好みに合わせてパーツを用意し組み立てます。
スペック(製品仕様)
機能や性能、サイズや重量のこと。
確認や比較をすることで自分に合った用途やニーズの製品を購入することができます。
OS(オペレーティングシステム)
コンピュータ全体の指揮をするソフトです。
代表的なものは「Windows」や「macOS」、「Linux」など。
スマホだと「iOS」や「Android」のことを言います。
コンピュータを管理、プログラムの実行やデータの保存や取得などを担当します。
用途や好みで選べますが、ほとんどのゲーミングPCはWindowsです。
運転手は車を運転し、乗客を目的地に運ぶために、車の操作やルートの選択、交通ルールの遵守を行います。
OSも同様にハードウェアの制御を行い、プログラムの実行を調整し、データの読み書きを担当したり、安定性やセキュリティを確保します。
CPU(中央演算処理装置)
コンピュータの「頭脳」となる重要な部品。
ネットや音楽、ゲームや動画といった様々な動作をスムーズに行う処理をします。
主な製品は、intelの「Core」やAMDの「Ryzen」。
特にゲームを快適にプレイするためには高性能なCPUが必要です。
脳は情報の処理や判断を行い、体の制御をしますよね。
コンピュータ内の情報を処理し、動作の制御をするのがCPUです。
IQや記憶力のように、ものによって性能の違いがあります。
GPU
画像処理を担当するパーツ。
グラフィックボードに搭載されています。
高解像度のゲーム画面を滑らかにするために必要です。
NVIDIA GeForceシリーズとAMD Radeonシリーズが有名。
例えると色鉛筆や筆などの画材。絵を描くために必要なツールです。
グラフィックスや映像を描き出す際に不可欠な存在。
優れた画材では高クオリティの絵が描けますよね。
高性能なGPUほど綺麗でスムーズな映像を作れます。
グラフィックボード
映像を生成しモニターに表示するパーツ。「グラボ」や「ビデオカード」とも呼ばれます。
ゲームや映像編集などのグラフィック処理に必要です。
GPUやVRAM(ビデオメモリ)、冷却ファンなどを搭載しています。
そのため一般的には20cm~30cm程度と大きめです。
普通のパソコンには搭載されず、有無によってゲーミングPCと呼ぶ基準にもなっています。
GPUを画材とすると、グラフィックボードはキャンバスといえます。
GPUを活かし、高品質な映像を画面に描写します。
メモリ(RAM)
コンピュータが情報を一時的に保存するための装置。
データを高速に読み書きすることができます。
メモリが不足すると、パソコンの動作が遅くなる原因に。
DDR5やDDR4といった規格(種類)があります。
作業テーブルに例えられます。
使う資料や道具を置いたりするように、メモリも作業中のデータやファイルを一時的に保持します。
広いテーブルの方が作業がしやすいですよね。
容量の大きいメモリほど作業効率が良くなります。
マザーボード
すべてのパーツを接続するパソコンの中心となる基板。
パーツ同士が連携できるように制御する役割です。
CPUやメモリなどを差し込んで接続し、情報のやり取りをします。
例えると自動車の車体。
エンジンやタイヤなどを接続し制御するように、マザーボードはCPUやメモリを連携させ動作の制御をします。
また車によって合わない部品もありますよね。
マザーボードにも規格や仕様があります。
ストレージ
PCにデータを長期的に保存し、プログラムやファイルを読み書きします。
種類はHDDとSSDの2つ。
HDDは低価格で大容量のデータを保存できます。
しかし、読み書き速度が遅く、振動や衝撃に弱いです。
SSDは高価ですが、高速で静音性や耐衝撃性にも優れています。
ゲーム向けで人気なのはSSDです。
S(すごい)S(スピード)D(です)とかで覚えておくと良いかも。
例えると引き出し。
データを保存しておき必要なときに使うことができます。
容量の大きいストレージほど大量のデータを保存できます。
電源ユニット
電力を供給するパーツです。
供給する電力が不足しているとパソコンが動かなくなります。
80PLUS認証という効率の高さを示す規格があり、効率が高いほど省エネです。
電源ユニットの容量は消費電力の2倍が目安。
「電源容量計算機 PC」で検索するとツールが色々出てきます。
参考:電源容量計算(電源電卓)電源の選び方|ドスパラ通販【公式】 (dospara.co.jp)
例えると車のエンジン。
エンジンが燃料で車を動かすように、電源ユニットは電力を各部品に供給しパソコンを動かします。
またエンジンの性能によって走行性能が左右されます。
電源ユニットの性能はパソコンの安定性に影響します。
モニター(ディスプレイ)
テレビのような画面のこと。次のような種類があります。
- 大きなサイズで大迫力なゲーム画面を楽しめるもの
- 鮮明で美しい映像を表示できるもの
- 目に優しいもの
デスクトップパソコンのモニターは基本的に別売りです。
ノートパソコンは一体型となっています。
モニターは複数ならべて使い分けも可能です。
フレームレート(fps)
映像のなめらかさを表す数値。
1秒間に表示される静止画(フレーム)の枚数です。
フレーム数やコマ数ともいわれています。
3fps
6fps
fpsが小さいとカクカクに見えます。
高いほどなめらかです。
冷却ファン
熱を逃がす装置。
パソコンの性能や寿命を守るためには冷却が必要です。
使用中は各パーツが発熱し、パフォーマンスの低下や不安定な動作の原因になります。
適切なファンで冷却することで安定性を保ち、劣化や故障を防ぐことが可能です。
ケースファンやCPUファンなどの種類やバリエーションがあります。