GPUは快適なゲームプレイや動画編集などを行うために重要なパーツ。
2大メーカーであるNVIDIAとAMDだけでも多くのラインナップがあり、比較するのは大変です。
今回はわかりやすく簡単に比較したい方に向けて、「ゲーム向けGPU性能」について紹介します。
- どれを選べばいいかわからない
- テクニカルな仕様は難しい
- 予算内でゲーム向けの最適なGPUを見つけたい
といった方は、ぜひ参考にしてゲーミングライフを満喫してください。
ゲーム向けGPU性能比較表
デスクトップ版とノート版(ラップトップ)に分けて紹介します。
検索機能を使うと、スムーズに目的のGPUを見つけることが可能です。
正式名称の一部を入力するのがおすすめです。
【例:GeForce RTX 4060】
✕ アールティーエックス → 〇 4060、40、RTX など
GPU性能比較表 デスクトップ版
ゲームスコア:3DMarkのベンチマークスコアの中央値
GeForce = ブランド名
RTX = シリーズ
40 = 世代(大きいほど最新)
60 = 品番(大きいほど高性能)
Ti = 性能、機能
【末尾アルファベットの機能一覧】
「Geforce GPU」
・Ti:高性能モデル
・SUPER:後継モデル
「Radeon GPU」
・XTX:最上位モデル
・XT:高性能モデル
GPU | VRAM | ゲームスコア |
---|---|---|
GeForce RTX 4090 | 24GB | 36466 |
Radeon RX 7900 XTX | 24GB | 30727 |
GeForce RTX 4080 SUPER | 16GB | 28346 |
GeForce RTX 4080 | 16GB | 28260 |
Radeon RX 7900 XT | 20GB | 27044 |
GeForce RTX 4070 Ti SUPER | 16GB | 24245 |
GeForce RTX 4070 Ti | 12GB | 22839 |
Radeon RX 7900 GRE | 16GB | 22386 |
GeForce RTX 3090 Ti | 24GB | 22131 |
Radeon RX 6950 XT | 16GB | 21420 |
Radeon RX 6900 XT | 16GB | 20957 |
GeForce RTX 4070 SUPER | 12GB | 20945 |
Radeon RX 7800 XT | 16GB | 20048 |
GeForce RTX 3090 | 24GB | 19948 |
GeForce RTX 3080 Ti | 12GB | 19794 |
Radeon RX 6800 XT | 16GB | 19444 |
GeForce RTX 3080 | 12GB | 18842 |
GeForce RTX 4070 | 12GB | 17857 |
GeForce RTX 3080 | 10GB | 17755 |
Radeon RX 7700 XT | 16GB | 16990 |
GeForce RTX 3070 Ti | 8GB | 14994 |
GeForce RTX 2080 Ti | 11GB | 14584 |
GeForce RTX 3070 | 8GB | 13676 |
GeForce RTX 4060Ti | 16GB | 13507 |
Radeon RX 6750 XT | 12GB | 13507 |
GeForce RTX 4060 Ti | 8GB | 13485 |
Radeon RX 6700 XT | 12GB | 12786 |
GeForce RTX 3060 Ti | 8GB | 12269 |
GeForce RTX 2080 SUPER | 8GB | 11543 |
Radeon RX 7600 XT | 16GB | 11265 |
Radeon RX 7600 | 8GB | 10835 |
GeForce RTX 2080 | 8GB | 10935 |
GeForce RTX 4060 | 8GB | 10620 |
GeForce RTX 2070 SUPER | 8GB | 10094 |
Radeon RX 6650 XT | 8GB | 9886 |
GeForce GTX 1080 Ti | 11GB | 9874 |
Radeon RX 6600 XT | 8GB | 9583 |
Radeon RX 5700 XT | 8GB | 9470 |
GeForce RTX 2070 | 8GB | 8850 |
GeForce RTX 3060 | 12GB | 8875 |
GeForce RTX 2060 SUPER | 8GB | 8642 |
Radeon RX 5700 | 8GB | 8497 |
Radeon RX 6600 | 8GB | 8083 |
GeForce RTX 2060 | 6GB | 8017 |
Radeon RX 5600 XT | 6GB | 7702 |
GeForce GTX 1080 | 8GB | 7537 |
GeForce RTX 2060 | 6GB | 7482 |
GeForce GTX 1070 Ti | 8GB | 6812 |
GeForce GTX 1660 Ti | 6GB | 6273 |
GeForce RTX 3050 | 8GB | 6285 |
GeForce GTX 1070 | 8GB | 6066 |
GeForce GTX 1660 SUPER | 6GB | 5990 |
GeForce GTX 1660 | 6GB | 5414 |
Radeon RX 6500 XT | 4GB | 4917 |
Radeon RX 5500 XT | 8GB | 4910 |
GeForce RTX 3050 | 6GB | 4842 |
GeForce GTX 1650 SUPER | 4GB | 4663 |
GPU性能比較表 ノート版(ラップトップ)
ゲームスコア:3DMarkのベンチマークスコアの中央値
GeForce = ブランド名
RTX = シリーズ
40 = 世代(大きいほど最新)
60 = 品番(大きいほど高性能)
Ti = 性能、機能
Laptop = モバイル(ノート)向け
【末尾アルファベットの機能一覧】
「Geforce GPU」
・Ti:高性能モデル
・SUPER:後継モデル
「Radeon GPU」
・XTX:最上位モデル
・XT:高性能モデル
GPU | ゲームスコア |
---|---|
GeForce RTX 4090 Laptop | 21530 |
GeForce RTX 4080 Laptop | 18885 |
GeForce RTX 4070 Laptop | 12488 |
GeForce RTX 3080 Laptop | 12007 |
GeForce RTX 3070 Ti Laptop | 11283 |
Radeon RX 6800M | 11254 |
GeForce RTX 2080 SUPER Laptop | 10821 |
GeForce RTX 3070 Laptop | 10465 |
GeForce RTX 4060 Laptop | 10441 |
GeForce RTX 2080 Laptop | 10070 |
Radeon RX 6700M | 9503 |
Radeon RX 7600S | 9122 |
Radeon RX 7600M XT | 8648 |
Radeon RX 6800S | 8596 |
GeForce RTX 2070 SUPER Laptop | 8317 |
GeForce RTX 3060 Laptop | 8230 |
GeForce RTX 4050 Laptop | 8225 |
Radeon RX 6600M | 8001 |
Arc A730M | 7911 |
Radeon RX 6700S | 7755 |
GeForce RTX 2070 (Notebook refresh) | 7629 |
GeForce RTX 2070 Laptop | 7409 |
GeForce GTX 1080 Laptop | 7241 |
GeForce RTX 2060 (Notebook refresh) | 6227 |
Radeon RX 5600M | 5931 |
GeForce RTX 2060 Laptop | 5906 |
GeForce GTX 1660 Ti Laptop | 5582 |
GeForce GTX 1070 Laptop | 5527 |
GeForce RTX 3050 6GB Laptop | 5446 |
GeForce RTX 3050 Ti Laptop | 5425 |
GeForce RTX 3050 Laptop | 4932 |
GeForce RTX 2050 Laptop | 3924 |
GeForce GTX 1060 Laptop | 3671 |
GeForce GTX 1650 Ti Laptop | 3658 |
GeForce GTX 1650 Laptop | 3435 |
Arc Graphics | 3340 |
GeForce GTX 980M | 2955 |
ROG Ally Extreme GPU | 2837 |
Radeon 780M | 2769 |
GeForce GTX 1050 Ti Laptop | 2340 |
Radeon 680M | 2322 |
GeForce GTX 970M | 2286 |
GeForce GTX 1050 Laptop | 2089 |
GeForce MX450 30.5W 10Gbps | 2065 |
Iris Xe Graphics | 1510 |
Radeon Vega 8 (Cezanne) | 1372 |
Iris Xe Graphics (13th gen notebook) | 1266 |
Iris Xe Graphics G7 96EU | 1234 |
GeForce GTX 960M | 1231 |
Radeon RX Vega 11 Mobile | 1162 |
Radeon Vega 8 1900MHz (Cezanne) | 1158 |
Iris Xe (12th gen notebook) | 1157 |
GeForce MX250 (25W) | 1063 |
Radeon Vega 7 Mobile (Cezanne) | 1028 |
GeForce MX150 | 994 |
GeForce 950M | 986 |
GPU性能比較レビュー
NVIDIA GeForceとAMD Radeonの違い
項目 | GeForce(NVIDIA) | Radeon(AMD) |
主なモデル | RTXシリーズ | RXシリーズ |
シェア率 | 非常に高い | 低いがGeForceに次ぐシェア |
グレード | エントリー~ハイエンド | ミドルエンド中心 |
アップスケーリング技術 | DLSS | FSR |
レイトレーシング | 得意 | 苦手 |
VRAM容量 | 普通 | 多い |
価格 | 高い | 安い |
ソフトウェア | 多くと相性が良い | 相性が悪いことも |
その他用途 | AI用途が非常に強い | マルチメディアに強い |
GeForceは3D映像処理、Radeonはマルチメディアに優れています。
- 3D映像処理:ゲーム、ゲーム配信
- マルチメディア:動画編集、動画鑑賞
ゲーム全般での安定性はGeForceの方が高いです。
Radeonはコスパが高く、ゲーム用途では普通に使えます。
いずれも違った長所があるため、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
ゲーム性能で選ぶのであれば、GeForceがおすすめです。
GPUの性能比較
- 同等モデルの性能は、GeForceの方が高い
- ゲーミングノートは、GeForceが圧倒的に高い
基本的にはGeForceにRadeonが劣ります。
しかし、ミドルクラスのモデルではRadeonのパフォーマンスは非常に高いです。
性能で選ぶのであれば、ミドルクラス以外はGeForce、ミドルクラスはRadeonもアリといった選択になるでしょう。
GPUのコストパフォーマンス比較
ミドルクラスのモデルはコスパが高い傾向にあります。
特に「RTX 4060」や「RTX 4060 Ti」は性能が高く安価です。
またRadeonの「RX 7600」、「RX 6650 XT」も非常にコスパが良くおすすめ。
逆にRTX 4080辺りのハイエンドモデルからはコスパが悪くなります。
単純に本体価格だけみると、多くの人にはおすすめできません。
しかし、余裕で4K解像度でのゲームプレイができる高い性能は魅力的です。
とにかく高パフォーマンスを求める方には、ハイエンドモデルもおすすめになります。
コスパが気になる方は、「RTX 4070 SUPER」や「RTX 4070 Ti SUPER」などグレードを落とした選択がおすすめです。
ゲーム向けGPUのおすすめ
GPUには多くのラインナップがあります。
「結局どれがいいの?」という方向けに、ゲームプレイにおすすめのGPUをピックアップしました。
デスクトップ版とノート版(ラップトップ)に分けて紹介していきます。
デスクトップ版
GeForce RTX 4070 SUPER
RTX 4070 SUPERは、高画質×高フレームレートを安定して狙える性能。
フルHDやWQHD解像度で高いパフォーマンスを発揮できます。
4Kでも大抵のゲームは快適にプレイ可能。
最新のゲームでも多くの人が満足できるグラフィックボードです。
GeForce RTX 4060 Ti
RTX 4060 Tiは、フルHDで重いゲームもプレイできます。
高画質×高フレームレートを安定して狙える性能です。
コストパフォーマンスも高く、初めてのゲーミングPCにも向いています。
GeForce RTX 4070 Ti SUPER
RTX 4070 Ti SUPERは、WQHDや4K解像度でも高いパフォーマンスを発揮できます。
VRAM容量(メモリ)も16GBと多く、重めのクリエイター作業も快適です。
高解像度でのゲームプレイをしたい方に向いています。
GeForce RTX 4060
RTX 4060は、フルHDでほとんどのゲームを快適にプレイできる性能です。
コストパフォーマンスが高く、初心者にも手に取りやすい価格となっています。
初心者や予算を抑えたい方におすすめです。
GeForce RTX 4090
RTX 4090は、最強性能のグラフィックボード。
高解像度×高フレームレートで最高のゲームプレイができます。
4K動画の編集やエンコードのような重いクリエイター作業も快適です。
ノート版
GeForce RTX 4060 Laptop
RTX 4060 Laptopは、フルHDでほとんどのゲームを快適にプレイできる性能です。
コストパフォーマンスが高く、初心者にも手に取りやすい価格となっています。
初心者や予算を抑えたい方におすすめです。
GeForce RTX 4050 Laptop
RTX 4050 Laptopは、フルHDゲーミングに十分な力を発揮します。
高画質設定でもスムーズなプレイが可能で、バランスの取れたパフォーマンスを提供。
予算を抑えつつ、ゲームを楽しみたい方に最適です。
GeForce RTX 4080 Laptop
RTX 4080 Laptopは、WQHDの高解像度でもゲームを楽しむことができます。
フルHDでは高フレームレートでの快適なプレイが可能。
デスクトップ向けモデルにも引けを取らない、高性能なGPUです。
GeForce RTX 4070 Laptop
RTX 4070 Laptopは、フルHDで高フレームレートを出せる性能。
最新のゲームも安定してプレイすることができます。
高いパフォーマンスを発揮したい方におすすめです。
GeForce RTX 4090 Laptop
RTX 4090 Laptopは、ノート向け最高峰のGPU。
「高画質」×「高解像度」でも快適にプレイができます。
ゲーム以外のクリエイティブ用途でも活躍する性能です。
GPUのよくある質問
自分でグラボ交換できる?
グラフィックボードの交換は、比較的簡単にできます。
しかしGPU交換が原因の故障の場合、メーカー保証外です。
注意して作業しましょう。
不安な方はPCショップで交換依頼をするのがおすすめです。
中古のGPUって大丈夫?
GPUは経年劣化するため、おすすめできません。
また使用期間が短くても、酷使されていることがあります。
偽物や故障品であるリスクがあるため、避けるのが無難です。
メルカリやヤフオクといった個人取引は、特にリスクが大きくなります。
どうしても中古を求めるのであれば、信頼できる店舗から、動作確認済みのものを購入しましょう。
クリエイティブ用途には?
クリエイティブ作業には、作業に応じてGPUの性能が大きく影響します。
高負荷の動画編集や3Dレンダリング、AI処理では、VRAM容量とGPUの処理能力が重要です。
用途によって必要となるスペックは大きく異なるため、目的に合わせて選びましょう。
おすすめのゲーミングPC
ゲーム最強とも言われるCPU「Ryzen 7-7800X3D」を搭載したモデル。
「RTX 4070 SUPER」は、フルHDやWQHD解像度で高画質×高フレームレートを安定して狙える性能です。
4Kでも大抵のゲームは快適にプレイ可能となっています。
Ryzen 7-7800X3Dとのバランスも良く、高いパフォーマンスを発揮。
他社製品と比較してもコスパが高く、ユーザーの満足度も高いモデルです。
「Core i7-14700F」×「RTX 4060 Ti」のミドルハイクラス構成モデル。
ゲームはもちろん、配信や動画編集、AI画像生成などのクリエイティブ用途も快適です。
- 3年保証
- 24時間365日サポート
- 36回まで分割手数料0円
などがあり、サポートも充実した安心のモデルとなっています。
36回まで分割手数料0円!
Ryzen 7-5700Xを搭載した、コストパフォーマンスが高いモデル。
RTX 4060TiはフルHDで重いゲームもプレイできます。
高画質×高フレームレートを安定して狙える性能です。
サポートも充実した、予算を抑えたい方におすすめのゲーミングPCになっています。
36回まで分割手数料0円!
「Ryzen 7-7840HS」×「RTX 4060 Laptop」のミドルクラス構成ゲーミングノートPC。
非常に高いコスパと個性的なデザインで人気のモデルです。
お手頃な価格でサポートも充実しているため、初心者にもおすすめのゲーミングノートPCとなっています。
36回まで分割手数料0円!
ゲーム向けGPU性能比較まとめ
「GeForce RTXシリーズ」はゲーム性能が高くおすすめ。
とはいえ「AMD Radeonシリーズ」はコスパが高く、ゲーム用途では普通に使えます。
いずれも違った長所があるため、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
ただしノート向けでは、GeForceが圧倒的に性能が高くなっています。
ぜひ参考にして、ゲーミングライフを満喫してください。
以上最後までありがとうございました。